2024年11月2日 協同活動と総合事業の好循環へ JAグループ鳥取理事・監事研修会
JA鳥取県中央会は11月1日、倉吉市でJAグループ鳥取理事・監事研修会を開きました。JA支所・支店を中心に組合員や地域の願いや困りごとの解決を図りJAの事業利用につなげるため、地域のリーダーで組合員の代表である理事や監事の役割発揮について意識を高めました。県内JAの理事・監事ら約100人が参加しました。
中央会の栗原隆政会長は「組合員や地域住民との関係強化や理事・監事としての役割を理解し、協同活動と総合事業の好循環につなげて欲しい」と期待を込めました。
JA松本ハイランドの田中均組合長が講演し、支所・支店単位で組合員自らが協同活動や組織基盤強化を意味する「小さな協同」で組合員の当事者意識を高めるとともに、経済合理性の追求や経営基盤の強化に向け「大きな協同」との両立が重要と訴えました。田中組合長は協同活動の実践に向け、支所協同活動運営委員会を設置し、地域の願いを実現するため地区担当理事に活動を委ねていることや、監事は理事の役割発揮を検証するなどの役割を明確にして取り組むことの重要性を強調しました。JA全中の佐久間幸子JAくらしの活動推進アドバイザーは、組合員や地域とのつながりが希薄化している中、地域の窓口であるJA支所・支店を中心に組合員や地域の利用者がJAに親しみや愛着が得られる最適の手段としてくらしの活動の充実を紹介し、理事・監事のリーダーシップの発揮に期待を込めました。