2024年11月29日 平井伸治鳥取県知事と農政懇談会を開催しました
JA鳥取県中央会と鳥取県農協農政協議会は11月28日、鳥取市で平井伸治鳥取県知事や県幹部職員らと農政懇談会を開きました。持続可能な県内農業の実現に向け、JA・連合会をはじめJA鳥取県青壮年連盟、JAとっとり女性協議会など、JAグループ鳥取の計13団体の代表者が県に対して2025年度の農業施策を要望しました。
JA鳥取県中央会の栗原隆政会長は「平井知事をはじめ県の支援により県内主力の梨やスイカなどで農業者所得増大の成果があがっている。鳥取県農業生産1千億円達成プランの着実な実践に向けJAグループも全面的に協力し県とともに持続的な農業生産の実現を目指したい」と話しました。
JAグループは県に対し、
①鳥取県みどりの食料システム戦略基本計画に基づく環境に配慮した水稲栽培技術体系の確立に向け、石炭灰を活用した堆肥の実証試験への支援
②白ネギ・ブロッコリーの産地維持に向けた機械や設備の導入など
③酪農経営における暑熱対策の強化
④稲WCSの供給体制の充実に向けた細断型ホールクロップ収穫機の導入支援
⑤県有種雄牛造成に向け県補助事業の対象産子の拡大など
⑥再生産に配慮した適正な価格形成の実現に向けた国消国産やフェアプライスプロジェクトの官民を挙げた取り組みにかかる予算確保
⑦適切な価格形成の推進―の7項目を要望しました。平井知事は「県内農業を守り育てていかなければならない。国への要請活動も含めJAグループと一体的に進めたい」と応えました。